ビサヤ集落で保育所開所式    担当報告 : Mの会


8月24日(7日目)情勢不安定のなか、山間部にあるビサヤの集落に建てられた
保育所の開所式を行なう予定と言うことで・・朝8:30頃から
選抜された子どもたちと一緒に車3台で出かけることになった。

フィリピンでは一昨年から義務教育である小学校入学の条件として、保育所で
基礎教育を受けることを義務付けたが・・イスラム自治区やマノボ・バゴボと言った貧しい
山岳民族の住む僻地などには保育所建設がされず、取り残された形となっている。
子どもたちに必要な義務教育すら受けさせられないことから・・MCLは昨年から
保育所建設の募金をつのり少しずつ建設を進めている・・・。今日は比較的安全な
ビサヤから移住してきた人々の住む集落に建てられた保育所まで
川の石を取り除いたり・・悪路の坂道で車を押したりしながら登って行った。

クリスチャンの多いビサヤ族の人々にとってパードレが祝福する
保育所の開所式は思いもしない喜びとなったようです。

ビサヤ語が話せる子どもたちを中心に組まれた読み聞かせ隊・・!
子どもたちを引きつけるトークに歌や踊り・・・ビサヤの小さな子どもから先生たちまでが
夢中になって歌い、踊り・・・楽しい読み聞かせが始まりました。

読み聞かせの終わりには集落の方たちが用意してくださったパン菓子と
日本から持っていったキャンディーを子どもたちに配って一緒にいただきました・・。
気に入った絵本を手に取りながら、お菓子を頬張る子どもたちの笑顔に癒されました。


集落でお昼をご馳走になった後、せっかく日本から来たのだからと・・
野生のワイルドキャットが生息するコーヒー畑も見せてもらえました。

読み聞かせ活動は月に3回ほど・・・様々な心の傷、身体の傷を負い・・
MCLで救われた子どもたちが、難民となり疲れた子どもたちや不遇にある子どもたちのために
自分たちにできることで奉仕している姿に神の愛と恵みの深さを感じます。


今日は日曜日・・キダパワンのカテドラルでカトリックの子どもたちと一緒に
夕方行なわれるタガログ語のミサに与りました。山元師も共同司式し・・
MCLの子どもたちがとても嬉しそうでした。

明日は朝から難民キャンプに読み聞かせに行く予定です、
キャンプの子どもたちも笑顔を見せ楽しんでくれると思います・・・。