2007年、北九州平和の集い    担当報告 : 教会委員会


8月12日(日)日本カトリック平和旬間にあたり、第7回目となる
北九州平和の集いが開催されました。

平和、わたしたちにできること

〜日本カトリック司教団のメッセージを受けて〜

今年、2月に出された「信教の自由と政教分離に関する司教団メッセージ」を基に
高見三明大司教さま(長崎大司教区教区長)を講師として招き
日本におけるカトリック教会の歴史から・・現代社会の問題としてクローズアップ
される政治権力と宗教・・そして信教の自由を保障する憲法20条と
平和国家として世界に誇るべき憲法9条の改正へと動こうとしている現実に対しての
日本カトリック司教団として・・また、キリストの救いを信じ平和を求める者として
強い思いを、平和旬間の原点ともなったヨハネ・パウロ二世前教皇の広島からの
平和アピールを想い起こし「戦争を振り返り、平和を思うとき、平和は単なる願望ではなく、
具体的な行動でなければなりません」・・と、キリストの平和を実現させるためには
私たち一人一人が生涯をかけ、それぞれにできる働きをしなければならない・・・キリスト者として
平和を愛する心を育て具体的な行動をとることが、必要であるとお話ししてくださいました。

カトリックの司教が政治問題に対して発言・・・?では、ないのです。
平和を求める一人の人間として・・基本的人権をまもり将来に対して責任を持ち
平和を愛する心を育てて行こう・・・違いは違いとして認め合い受け入れ
分かちあいと交わりをもつことが大切なのです・・そこから真の平和が生まれる・・
熱意を・・お話ししてくださる言葉に優しい人柄が感じ取れる講演でした。

(高見大司教さまのお話しをダウンロードして聴くことができます。)


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