クリスマス前に・・喜びのプレゼント!      担当報告 : 典礼部会


12月19日(土)待降節第4主日前晩、豊津教会での「子どもと共に捧げるミサ」に
突然、何の連絡もなく・・ドミニコ宮原良治司教さま(福岡教区長)がお出でになり
豊津の皆さんと一緒に主日前晩のミサを捧げてくださいました・・。

今年3月の堅信式に小教区を公式訪問されたとき・・少しだけ時間をいただいて
巡回教会である豊津教会聖堂にも足を運んでくださった時に・・出迎えた皆さんに
いつか、主任神父様には内緒で豊津にお邪魔するかも知れません・・と言ってくださっていたのですが
主のご降誕を喜びの心で待つ待降節の最後の主日に、しかも・・子どもたちが中心になって
典礼奉仕をして捧げられる「子どもと共に捧げるミサ」に来てくださって〜子どもたちが
たくさん居て青年たちも居て・・それぞれが できることで奉仕している・・こうして皆さんが教会共同体を
美しい豊かなものにしてくださることが嬉しいです・・来年・・再来年と・・もっと、もっと・・
この素晴らしさが大きくなっていくように頑張ってください〜と、
司教さまから励ましの言葉をいただきました・・。

翌日、12月20日(日)待降節第4主日の行橋教会のミサの中で・・先週、子どもさんが熱をだし
一緒に行うことができなかった・・2名の方のキリスト教入門式が執り行われました・・。
2人とも小さなお子さんを持つ お母さんで・・来年の聖週間、復活徹夜祭のなかでの受洗を希望し・・
先週、子どもと共に捧げるミサの中で入門式を行った お母さんと同様に・・
キリストの教えに従い・・信仰の道を歩む意思を皆さんの前で表明し・・
十字架の しるしを受けて・・教会共同体に喜びのうちに迎え入れられました・・。

さらに翌々日、12月21日(月)の夜・・行橋教会聖堂においてサントス神父さま(神言会)の
主司式でタガログ語による SIMBANG GABI MISA (シンバンガビ ミサ)が行われました・・。
フィリピンでは・・クリスマスのお祝いは9月から始まり2月まで続きます・・
シンバンガビ ミサは主の ご降誕の前、9日間連日・・捧げられる ご降誕の前祝いのミサで・・
フィリピンのビサヤ・イロンゴ民族のハラナ・・誕生日の夜明け前に集まって歌い踊り
お祝いする土着の風習とも重なっているものらしく・・前回はじめて英語ミサの司式に来てくださった
フィリピン人司祭のサントス神父さまに、フィリピン青年たちがお願いして行われたものです。

日本では行われない・・故国のクリスマスの前祝いのミサに・・・フィリピン青年たちや
日本人と結婚して行橋近郊で生活するフィリピンママと家族など・・約50名の方が集い
行橋教会で初めてのタガログ語ミサ・・シンバンガビ ミサが家族的な雰囲気で捧げられました・・。

サントス神父さまのユーモラスなタガログ語の説教を・・タガログ語のわかる人がビサヤ語や英語、日本語で
わからない人に通訳し・・笑いや拍手が起き・・歌われる聖歌や感謝の賛歌・・主の祈りも
タガログ語で・・全員が手と手・・心と心を つないで捧げられました・・。
夜の遅い時間に始められたシンバンガビ ミサ・・フィリピン青年たちが侍者の奉仕もし・・
クリスマス前のお祝い・・?が終わった時間は11時過ぎでしたが・・
遠く離れた・・生活習慣も・・クリスマスの祝い方も違う日本で、フィリピンと同じ・・・
救い主の到来を待ち望む喜びが頂点に達するミサを、捧げられた喜びで満たされていたようです・・。

クリスマスを直前に・・豊津教会・・行橋教会・・フィリピンのコミュニュティーそれぞれに・・
喜びのプレゼントが与えられたことを感謝いたします・・・。
突然・・思い立ってきてくださった宮原司教さまに・・お忙しいなか、夜遅い時間まで
フィリピン青年たちと お話ししてくださったサントス神父さま・・ありがとうございました。
そして・・これから教会共同体の一員として共に歩むことを宣言してくださった求導者の皆さん
ありがとうございます・・。それぞれ一人ひとりの心に来てくださる救い主・・
イエスさまを喜びの心で お迎えする準備ができたような気がします・・。