福岡教区「パウロ年」閉幕 感謝ミサ     担当報告 : 広報部会


6月28日(日)キリストの使徒、聖パウロの聖誕2000年を記念して行われた
特別年「パウロ年」(2008年6月28日〜2009年6月29日)の閉幕にあたり
福岡司教区としてパウロの年の間に注がれた、神の豊かな恵みに感謝を込め
カテドラル大名町教会において閉幕感謝ミサが捧げられました。

ミサのなかで宮原良治司教さまは、早いものですね もう一年が過ぎました・・・
昨年・・私、個人にとっても・・福岡教区にとっても・・新しい旅立ち・・船出とも言える時に、
教皇さまの呼びかけで始まった「パウロ年」は、その船出に対して
後押しをしてくれるように多くの恵みを与えてくれました・・と振り返り・・。
聖パウロの生き方を通して・・また188殉教者列福の恵みを通して・・・
回心して福音を信じなさい・・と言う みことばから福岡教区の方向性のなかに
「神の御国が来ますように」と言う・・大きなテーマを掲げました・・と話されました。


生活と信仰の遊離・・教会と社会が遊離している・・・この関係を改めないと
信仰や福音は生きてこない・・・25年前・・日本のカトリック教会は、これからの日本の教会の
基本方針・・開かれた教会づくりを行うために・・教会と社会が一致していることを
求めて歩み始めました・・悔い改めて福音を信じなさい・・・
まさに日常生活の場を福音に近づけることが日本の教会の方向性と言えます・・。
私たちのなかに神の国の建設を実現しようとするなら・・生活の内なる場を
大切にすること・・そこに働くキリストに出会うこと・・単純に信じ・・単純に愛し・・単純に赦すこと・・
日常の生活の場に信仰の光をあてること・・・これが悔い改めると言うこと・・
聖パウロが回心したのは復活したキリストに出会ったから・・神に触れたから・・・。
私たちの生活の場を信仰に近づけること・・とは、いかにして神さまに触れ・・
神さまと出会い・・交わるか・・・その時に生活の場が変えられて行くのだと思います・・。


この一年・・神さまからいただいた お恵みに感謝するだけではなく
これからの日常生活に活かされるように・・信仰の実を実らせることができるように
すでに始まっている「司祭年」につなげて行きたいと思います・・と、結び
「パウロ年」閉幕の感謝のミサは捧げられました・・。
これからも聖パウロと ともに・・それぞれの生活の場において神さまとの関わり・・
キリストに触れ・・キリストに出会い・・キリストの愛を深めて・・・
神の御国の実現に向けて共に歩みを進めて行きましょう・・。