2008’黙想会「祈りとミサ・・・」   担当報告 : 教会委員会


3月8日(土)〜9日(日)にかけて小教区の四旬節黙想会が行なわれました。
今年は黙想会のテーマを「祈りとミサ・・・」として、身近なところから
神に心を向け信仰のある生活を、より豊かにできればと・・・
福岡サン・スルピス大神学院のラテン語の講師として長年、
司祭職を目指す神学生たちを教え、育て・・多くの司祭を
西日本の各教区に送り出してくださっている
深堀 純 さんを、講師に迎えて行なわれました。

豊津教会での黙想の初めに「使徒パウロのローマの信徒への手紙」から
「あなた方に是非会いたいと思っていました、あなた方のところで私と
あなた方が互いに持っている信仰によって励ましあいたいのです」と言う、一節を用い
偉そうなことは申し上げられませんが・・・多くの方が長いキリスト教の伝統の中で
お生まれになり、信仰を育てて来られた方ばかりだと思いますので・・
皆さんの信仰の息吹を私のほうが、今日はいただきたいと思っています・・
そして、少しでもお役に立ちたいと思って来ました・・と、謙虚に挨拶をされ
本題である「祈りとミサ・・・」について、その歴史から成り立ち・・詩篇による祈りの薦めを熱く話し・・・
最高の祈りであるミサに共に与り、一日目の黙想会を終えました。

行橋教会では四旬節第5主日のミサから黙想会に参加された多くの皆さんに、
キリストと共に神の御前に立ち、お捧げするミサ典礼の
本当の意味・・その素晴らしさ、信仰の豊かさを・・司祭養成に深く携わり
ローマミサ典礼に豊かな知識を持つ、スペシャリストとして
冗談を交えながらも、わかりやすくお話してくださいました。

また・・この日、幼稚園の教室では行橋、豊津、教会学校合同の
子どもたちの黙想会も山元師の指導で並行して行なわれ、昼食を挟み
午後4時まで・・大人も子どもたちも、ゆったりとした時の流れの中で
神に向かって、それぞれの信仰の助けとなる話しに耳を傾け過ごすことができました。

ルカ福音書にあるエマオの旅人の話を引用し「祈りとミサ・・・」だけではなく
キリストを信じる者としての信仰ある生き方をも、伝えてくださった気がします・・・
普段、意識することも無く・・なんとなく与っていたミサの一つ一つの祈り・・
私たち一人一人が共に捧げる祈りミサを通して、生きて共にいてくださるキリストを感じ
出会うことができるように、わかりやすく諭してくださいました・・・

行橋・豊津ともに多くの皆さんが集い、豊かな時間を共に過ごし
あらためて「祈りとミサ・・・」を考え黙想することができましたことを感謝いたします。

(行橋教会のライブラリーで深堀さんのお話しをCDで聴くことができます。)