インターナショナル・ミサで幼児洗礼 担当報告 : 典礼部会
9月27日(日)年間第26主日「世界難民移住移動者の日」、行橋教会に於いて
日本語、英語、タガログ語によるインターナショナル・ミサが行われ
今年は、フィリピン、マレーシア、アメリカなどから来日して働く人々が共に集い
ミサの中で3組のフィリピン籍の母親の家庭の子どもたちと
1組の日本人家庭の子どもの幼児洗礼式が執り行われました。
行橋市近郊には企業実習生として来日し働くフィリピン青年たちが増え
4年ほど前から2ヶ月に1回、定期的に主日の午後3時から英語ミサが行われています。
フィリピン青年たちのコミュニティが中心となってミサ典礼の準備や奉仕も行われ・・
青年たちだけではなく、国際結婚をして以前から行橋近郊に住む外国籍の人々とも
連絡を取り合い60名から90名の人々が集うようになってきています。
幼児洗礼や初聖体など秘跡の依頼や教会学校、教会行事への参加なども
見られるようになり、主日のミサ後のコーヒータイムでも教会共同体の中に
自然な雰囲気でうちとけてきています。
洗礼のお恵みを いただいた子どもたちのために・・フィリピンママたちの
美味しい手作り料理と、お菓子、ジュースなどが沢山持ち寄られ・・
日本人のお父さんたちが作った、子どもたちの顔写真入りの
お祝いボードも飾られミサ後は楽しいパーティーとなりました・・。
一人の子どものお父さんは〜フィリピン人同士だけではなく日本の社会の人と
自然な付き合いができることが・・子どもや、特に外国籍を持つ妻のためには
いいことなのだと思います。多くの人と接する場に出たがらない妻も教会にだけは
行きたいと言うので、できる限り連れてきたいと思います〜と話してくれました。
教会に集う事が言葉も習慣も違う外国籍の方たちにとっては癒しであり・・
違う企業や慣れない環境の中で生活する者同士の情報交換の場ともなっている。
3年間の企業実習を終えて帰国する青年たちが、教会やコミュニティとの
繋がりを後輩たちに確実に引き継いできている・・。
難民となった方こそ いなかったけれど・・移住、移動をして
苦労をしながら生きる人々が ともに集い、喜び・・
子どもたちを受け入れ洗礼を お祝いできたことは、ご家族だけではなく
教会共同体としても素晴らしいお恵みだったと思います。
日本の教会独自の「教会籍」と言う考え方のない外国籍の方たちに・・
教会としてサポートできる何らかの方法も必要だと改めて考えさせられました。
インターナショナル・ミサでの幼児洗礼・・おめでとうございます・・!