パウロ年、北九州地区特別聖書講座   担当報告 : 評議会


3月1日(日)午後、カトリック小倉教会に於いて
パウロ年の取り組みとして福岡教区聖書委員会主催の聖書特別講座が
聖パウロ修道会の鈴木信一神父さまを講師に迎え行われました。

今回の聖書特別講座は北九州地区信徒使徒職協議会の聖書部会と教会学校部会の協賛で行われ
パウロが100倍わかる「パウロが伝える言葉力」をテーマに、キリストの使徒パウロの
生涯と宣教活動について使徒言行録を基に、3時間をかけて講演していただきました。

ユーモアを交えた独特な口調で話す鈴木師の言葉に・・時に笑いながらも真剣にメモを取る皆さん・・・。
「パウロの回心」ダマスコでの決定的な出会い・・パウロの体験を語る鈴木師・・・
パウロ自身が悟らされた光・・圧倒的な神の栄光・・一瞬にして造りかえられたパウロの体験・・
神の領域に触れた人間・・これがキリストの使徒パウロ・・主の僕パウロの体験だった・・。


パウロの宣教の歩み・・・パウロの13の手紙の謎・・時代検証を考慮し、伝えられた
パウロの手紙を3段階に分けて考えると・・・感謝の祭儀で一番大切なもの・・
パウロが受け継いだ「伝承句」・・主の死と復活を記念すること・・
イエス・キリストは主である・・キリストの復活の「伝承句」・・
パウロが最も大切なこととして伝えたのは・・キリストが聖書に書いてある通り
私たちの罪のために十字架にかけられ死んだこと・・葬られたこと・・三日目に復活しケファに現れたこと
12人の弟子に現れたこと・・主は、まことに復活した・・・。
イエスの生涯の出来事・・パウロの受けたこと・・ここから私たちの信仰がはじまったのです。

本当に・・3時間・・頑張ったね・・鈴木師の優しい冗談まじりの呼びかけに会場から笑いが・・・
私たちが受け継いだ信仰・・私たちも同じようにもらった信仰・・その中で、無くてはならない
変えてはならないものと、変わって行くものがある・・今、この社会の中に生きる人たちに語って行く
伝わるような信仰の表現でなければ・・私たちの信仰は私たちで止まってしまう・・・
新しい自分の言葉で・・受けたものを深めて行く・・表現する・・これが福音を告げる・・
福音を生きると言うことだよ・・パウロの手紙は、こんなことを私たちに教えているんじゃないだろうか・・。
その原点は・・主は、まことに復活された・・ケファに現れ、12人に現れた・・・と、結び講演会は終わりました。

鈴木信一神父さまの講演をダウンロードして聴くことができます。

       
  (第1部 52′44″)   (第2部 50′32″)    (第3部 53′41″)