ミンダナオデイ&地球のステージ     担当報告 : Mの会


5月17日(日)世界広報の日、フィリピン・ミンダナオのイスラム難民や貧困で苦しむ
先住民族の人々の自立支援を行う「ミンダナオ子ども図書館」の活動を
広く紹介し、支援資金を作るバザーやコンサートが開催されました。

「ミンダナオデイ」は子どもと共に捧げるミサから始まり、図書館設立者の松居 友さんも
一時帰国し、日本の支援者の皆さんの寄付や奨学金、里親支援によって図書館で
共に暮らす子供たちが、民族の違いや互いの文化の違いを認め合い協力しあって、
読み聞かせや炊き出し、医療支援などのボランティア活動を
自主的に行う様子を映像で見せ報告してくれました。

また山元神父と10年来の親交があり、今年1月に空爆下のガザで緊急医療活動を行い
パレスチナの人々に勇気を与えた山形の精神科医、桑山紀彦さんもミサから参加してくれました。
桑山さんはガザに入ってからインターネットを通じ、戦場で苦しい思いをしている人々ために
祈りをいただいた見も知らぬ行橋教会の皆さんの支えが、見捨てられていないと言う
希望を与えてくれたと涙ながらに話し・・。空爆下で体験した辛かった思いが、
今日ようやく皆さんの、人のため・・平和のために祈る姿にふれ・・
祝福をいただいて癒されましたと感謝の言葉を述べました。

ミサ後のバザーでは図書館を紹介する「ミンダナオルーム」も設けられ、中津の
聖ヨゼフ園から来て共同司式をした田村寛神父(サレジオ会)も同様の施設である
図書館の活動に興味を持ち、松居さんに話を聞かれていました。

世界各地の紛争地や被災地で子どもたちの心的治療をボランティアとして続け
その映像やスライド写真を大画面のスクリーンに映し出し、自作のライブ音楽と語りを
組み合わせた桑山さんの「地球のステージ」が午後から聖堂で行われ・・・
貧困や平和・・ボランティアとは何かを考えさせられました・・。自らが世界中を歩き
国際協力活動を通して経験してきた話は強く心に響くものがあり観客を感動させました。
コンサートの終りに人間が互いに思いやり、つながっていることの大切さと
この教会共同体から・・行橋・豊津教会から・・社会へ伝えて行くことの重要性を訴え終了しました。

教会有志が中心となって発足した、ミンダナオ支援「Mの会」の呼びかけで行われた
「ミンダナオデイ」・・。教会共同体や幼稚園、NPO法人の若者たちや新聞社の協力を得て
一般市民の多くの皆さまにも伝わり、みんなで世界の貧困や平和に目を向け考え・・
行動する一日として終えることができましたことを感謝いたします。
はじめ「ミンダナオ子ども図書館」の施設拡充資金にと計画されたバザーが・・
神さまのお望みだったのでしょう?・・ミンダナオは もちろん世界中の・・・
いつかは実現したいと思っていた・・桑山さんの「地球のステージ」まで開催でき・・。
地域社会の皆さまにまで呼びかけ、広めて行くことができました。
松居さんは翌日、フィリピンへ・・桑山さんはステージ後すぐに、東ティモールへと・・
それぞれ神さまから与えられた使命を果たす地へと派遣されて行きました。
私たち一人ひとりも・・神さまから いただいた愛の心と優しい心を大切にして・・
信じて・・これからも多くの人に伝えて行けたらと思います。